5万円以下でコストパフォーマンスの良いおすすめのロードバイクはどれか?

「初めてのロードバイクにおすすめな3つの購入パターン」で書いたとおり、リーズナブルな"走れる"ロードバイクというのは、安いので通勤通学などでもガシガシ乗れて使い勝手が良く、5万円以下のコスパが良いロードバイクであれば、初心者・上級者問わず持っていて損はない自転車です。

今回はネスト、デカトロン、カノーバー、サードバイクス、アートサイクル、ルイガノなど安くて質が高い初心者におすすめな5万円以下のロードバイクを厳選してまとめました。

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格安ロードバイク選びの4のポイント

THIRDBIKES FESROAD_003

「有名ブランドでない=ロードバイクではない」という風潮が強いこの業界ですが、最低限のスペックさえ抑えていれば、初心者でもリーズナブルにロードバイクを始められると思っています。

  • ルック車じゃない"走れるドロップハンドル"のロードバイク
  • メインコンポーネント(シマノClaris)
  • 軽量性(重量10kg前後)
  • フレーム素材(クロモリ・アルミ・カーボン)

もちろん、5万円以下のロードバイク選びにおいて、カーボンのロードバイクは予算的にほぼ存在しないので、アルミかクロモリフレームベースのロードバイクが基本になります。

それではみていきましょう。

FUJI BALLAD R 2022年モデル|フジ ロードバイク バラッドR

NESTO FALAD ネスト ファラド

コスパよい日本の自転車メーカーKhodaaBloom(コーダーブルーム)のホダカが2016年に立ち上げたNESTO(ネスト)は、『NEXT STANDARD』 をコンセプトに、誰もが普通にスポーツサイクルを楽しめる自転車作りをしています。

NESTO ロードバイク FALAD 2020

「FALAD」は、上位モデル「ALTERNA(オルタナ)」と同じスムースウェルディングによるアルミフレームを使用、シートステーを扁平加工して快適性を向上させる振動吸収機構「FLEXOR(フレクサー)」やコーナリング性能を向上させる高剛性の「上下異径ヘッド」を搭載しています。

ペダル・キックスタンド・サブブレーキレバーが標準装備、10kg以下の軽さで6万円という驚異的なコスパの良さをもっているので、通勤通学におすすめな格安アルミロードバイクです。

ネスト ロードバイク ファラドのスペック

フレーム素材
アルミフレーム/アルミフォーク
メインコンポ
2×7速 シマノターニー
ギア比
F:50/34T R:11/28T
タイヤ
MAXXIS DETONATOR 700x25C
ホイール
-
ブレーキ
リムブレーキ/PROMAX RC481
重量
9.7kg
実勢価格
6万円台
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THIRDBIKES FESROAD サードバイクス フェスロード

サードバイクスもホダカが展開しています。「NESTO FALAD」より1万円安いですが、スペックダウンするので価格差を考えると「FALAD」のほうがコスパに優れます。トップギアも14Tのジュニアスプロケット仕様になっています。

サードバイクス フェスロードのスペック

フレーム素材
アルミフレーム/アルミフォーク
メインコンポ
2×7速 シマノターニー&TY500
ギア比
F:50/34T R:14/28T
タイヤ
KENDA 700x28C
ホイール
-
ブレーキ
リムブレーキ/A070
重量
11.8kg
実勢価格
5万円台

DECATHLON Triban RC 120 デカトロン トリバン RC120

DECATHLON roadbike Triban RC 120_002

世界最大級のフランスのスポーツメーカーDecathlon(デカトロン)の「Triban(トリバン)」は、コンポこそシマノではありませんが、10kgの軽さにカーボンフォークで5万円台と、品質に安心がありメーカー保証もついているお得な初心者向けロードバイクです。

デカトロン トリバンRC120のスペック

フレーム素材
アルミフレーム/カーボンフォーク
メインコンポ
2×8速 マイクロシフト
ギア比
F:50/34T R:11/34T
タイヤ
Triban Protect 700×28c(440g)
ホイール
Triban 700ホイールAero 28ハブ
ブレーキ
リムブレーキ/-
重量
10kg
実勢価格
5万円台

decathlon CN Triban RC 520

あと3万円だせるなら、105のグラベルロード「Triban520」のほうがコスパがよくおすすめです。

CANOVER ZENOS カノーバー ゼノス CAR-011

CANOVER ZENOS black

CANOVER(カノーバー)は大阪に本社がある日本の総合商社オオトモが持つ自転車ブランドです。中国の生産工場と強い結びつきがあるため、低価格で高機能な自転車のOEM生産をすることができています。レースではなく街乗りに適したいわゆる「ルック車」的なスポーツバイクを多く取り扱っている印象ですが、最近では本格派ロードバイクにも挑戦してきているようです。

CANOVER ZENOS white

カノーバー「ゼノス」は4万円台のロードバイクでピュアレーサーというカッコよさNo.1の自転車です。カノーバー「ゼノス」はこのクラスでは軽量な重量10kg・コンポにシマノクラリス・アルミフレームで5万円台とハイコスパロードバイクに求められるレベルをクリアしています。

zenos black

ゼノス最大の特徴であるルックスは、CNC加工した黒リムのセミディープホイールに23Cタイヤというレーサーな仕様にあります。エアロダイナミクスを感じさせる扁平気味なトップチューブと太めのダウンチューブは、パッと見5万円の自転車とは思えない存在感。カラバリはマットブラック・ブラック&レッド・ホワイトの3色。通勤通学だけに使うのがもったいないくらいコストパフォーマンスの高いロードバイクではないでしょうか。

カノーバー ゼノスのスペック

フレーム素材
アルミフレーム/アルミフォーク
メインコンポ
2×8速 Claris
ギア比
F:50/34T R:-/-T
タイヤ
23c
ホイール
-
ブレーキ
リムブレーキ/-
重量
10.2kg
実勢価格
4万円台

CANOVER ORPHEUS カノーバー オルフェウス CAR-013

カノーバーのクロモリロード「ORPHEUS」は、シマノ7速ターニーで3万円台と、こちらもコストパフォーマンスにすぐれるモデルです。

ART CYCLE STUDIO A660 アートサイクルスタジオ

ART CYCLE STUDIO A660

アートサイクルスタジオは自転車卸販売の福井商会がもっているブランドです。日本国内での受注生産という珍しい方式をとり、インターネット通販をメインにコスパのよい5万円以下の低価格ロードバイクを取り扱っています。

ART CYCLE STUDIO A660

「A660」は、5万円以下のロードバイクでありながら、メインコンポーネントに新型シマノクラリス(Claris)をインストールし、指一本で簡単にギアチェンジができるデュアルコントロールレバーを搭載しています。

ART CYCLE STUDIO A660

フレームには軽量アルミ素材6061を使用、テクトロ社のブレーキセット、コンパクトクランクに加えて、太めの28Cタイヤを履いているので、ストップ&ゴーが必要な信号や街中のちょっとした段差でも軽々超えていけます。カラーバリエーションが豊富なので、グリーンやブルーなどカジュアルなカラーデザインの可愛いロードバイクに乗りたい人にもおすすめ。

アートサイクルスタジオA660のスペック

フレーム素材
アルミフレーム/クロモリフォーク
メインコンポ
2×8速 Claris
ギア比
F:50/34T R:12/28T
タイヤ
28c
ホイール
WHR501
ブレーキ
リムブレーキ/TEKTRO R317
重量
-kg
実勢価格
5万円台

ART CYCLE STUDIO S660 アートサイクルスタジオ

artcyclestudio s660

アートサイクルスタジオのS660は、5万円のロードバイクではデザインと機能面で大注目の自転車です。S660の特徴は、トラディッショナルなホリゾンタルフレームに耐久性のあるオールクロモリロードである点です。

S660

またプラス5,000円で50種類から選べるフレームカラーリングのオーダーが可能なところもポイント。自分の好きな色にカスタマイズできて、新型クラリスも搭載した走れるロードバイクとしてS660は安いといえます。

artcyclestudio s660 1

23Cや25Cのタイヤに履き替えるだけでスピードアップも期待できます。重量は少しありますが、フロントフォークにアルミでなく衝撃吸収性の良いクロモリ素材を使用しているので、5万円のロードバイクにしては十分に楽しめるスペックを備えています。

定価
¥53,800
素材
アルミフレーム・クロモリフォーク
コンポーネント(シフター)
シマノ クラリス(Claris)
ギア
2×8
重量
約11.9kg
タイヤ
28c

LOUIS GARNEAU LGS-CRC ルイガノ ロードバイク

LOUIS GARNEAU LGS-CRC

LOUIS GARNEAU(ルイガノ)はカナダのお洒落自転車ブランド。厳密にいうと日本のルイガノのライセンスは代理店によって展開されているので、カナダ本国とのブランドイメージに差はありますが、きちんと自転車に向き合っている会社です。

LOUIS GARNEAU LGS-CRC

アルミロードバイクである「LGS-CRC」の特徴は、量販店で販売するために設計され、パーツのグレードを下げて全体のスペックアップとコストダウンが図られたコスパモデルです。5万円の低価格カーボンフォーク・重量10kg以下・コンポクラリス搭載を実現しています。

価格
¥53,900
素材
アルミフレーム&カーボンフォーク
コンポーネント
シマノ クラリス(Claris)MIX
ギア
2×8
重量
約9.5kg
タイヤ
23c
LOUIS GARNEAU LGS-CRC(ルイガノ ロードバイク クラリス)9.5kg
ルイガノ

TOTEM トーテム ロードバイク 15B408

トーテム ロードバイク

TOTEM(トーテム)は1987年に創業された中国ゴールデンホイールグループ(天津金輪自転車集団有限公司)の歴史ある自転車ブランドです。世界で生産される自転車の1/3が中国天津で作られ、特にTOTEMのアルミフレームは日本のJIS規格を通っているので安心感もあります。

フレーム素材
アルミフレーム/アルミフォーク
メインコンポ
2×7速 PROMAX
ギア比
F:50/42T R:-/-T
タイヤ
23c
ホイール
-
ブレーキ
リムブレーキ/PROMAX
重量
10.7kg
実勢価格
3万円台
TOTEM ロードバイク 15B408
TOTEM

5万円以下のおすすめロードバイクまとめ

5万円おすすめロードバイクまとめ

ジオメトリーなどさらに細かいところまで見れば違いはでてくるかもしれませんが、予算5万円のロードバイクでも有名メーカーのエントリーバイクと遜色ないスペックを持っていることがわかると思います。

今の時代、自転車もインターネット通販での購入が主流です。このクラスは通販での購入が多いと思うので、迷っている方は最後はルックスやデザインで決めてしまえば間違いないと思います。

5万円のロードバイクでも、きちんと整備すればブランド品と違わぬ性能を発揮できます。高価なモノであることに違いありませんが、10万円以上の高級ロードバイクよりかは「最悪盗まれても痛くない」安い値段なので、通勤通学にも気軽に使えて、ロードバイク初心者の1台目にはおすすめです。

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