ロードバイクのコンポーネントにはレース向けのデュラエースやアルテグラ、ミドルクラスの105やディアグラ、入門向けのソラ、クラリス、ターニーの順番でラインナップされています。

今回は、格安ロードバイクやエントリーロードバイクについてくるクラリス(Claris)とターニー(Tourney)の違いについてみてみます。

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1.シフターの操作性

tourny

Claris以上のコンポとTourneyには明確な違いがあります。それはシフター(コントロールレバー)部分です。上の画像はTourney A070ですが、Tourneyはギアチェンジの際、人差し指と親指でブレーキ部分と内側のレバーの2箇所を操作する必要があります。

st2400

続いて2400系Clarisのシフター。Claris以上はブレーキレバーの部分にシフターも存在するため、人差し指のみでシフトチェンジが可能です。

大差ないように感じますが、街乗りだけでもこの操作性の違いは大きいです。信号の多い街中ではレース以上に頻繁にシフトチェンジをする機会が多く、レバーが離れた所に別々にあることがストレスに感じる可能性があります。

また、Clarisから最上級クラスのデュラエースのレバー操作方法は基本同じなので、Claris以上で慣れておいたほうがスムーズにステップアップすることができます。

2.オプティカルギアディスプレイは同じ

今自分がどのギアに入れているか、手元のケージですぐにわかる「オプティカルギアディスプレイ」はクラリスとターニー双方に搭載されています。

ただ、ロードバイクに乗っていると手元で確認するより体感で覚えてきますし、上位モデルにはオプティカルギアディスプレイがないモデルもあるのであまり気にしなくてよいでしょう。

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3.リアディレイラー(スプロケットの大きさ)

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リアディレーラーもクラリス以上とターニーには大きな違いがあります。ターニーの最大ロースプロケットは28T、一方、クラリスのディレーラーは最大32Tに対応します。つまり、リアの歯数が大きいほうが軽い力でこぐことができるので、脚力が不安な初心者にはクラリスのほうがオススメといえます。

ロードバイク初心者にとってこの差はあまり理解しづらいかもしれませんが、32Tがあれば登れない坂はないというくらい心強いギアです。か弱い女子でもこげるから「乙女ギア」と揶揄されることもありますが、坂をよく登る人や坂専門のヒルクライマーのライダーは32Tをつけていることが多いです。

4.リアギアの数

ターニーは7速、クラリスは8速です。つまり、つかえるギアが7枚か8枚かの違いがあります。ちなみに上位のデュラエース・アルテグラ・105は11速、ティアグラは10速、ソラは9速で、使えるギアが多いほど適切なスピードに合わせやすいメリットがあります。

以上、ざっくりターニーとクラリスの違いをみてきました。これらのコンポーネントは初心者向けのロードバイクにアッセンブルされることが多いのですが、長く乗るのであれば価格差もあまりないのでクラリス以上のコンポを搭載した完成車を選ぶことをおすすめします。

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