公道可!セグウェイナインボット電動キックボードJ-MAXレビュー|デメリットや法律も
こんにちは、らいおすです。
色んな意味で話題の電動キックボード、中にはハイスペックで安全に乗れるモノも存在します。
今回は、航続距離65kmのSegway-Ninebotの公道対応電動キックスクーター「J-MAX」の発売前レビューをしていきます。
INDEX
Segway-Ninebotとは?
Segway-Ninebot(セグウェイナインボット)は、2001年アメリカにて発明家Dean Kamen(ディーン・L・ケーメン)氏が開発した立ち乗り電動モビリティ「セグウェイ」からはじまり、2015年に中国のロボティクススタートアップNinebotに買収されてからは、電動キックスターターなどパーソナルモビリティを打ち出しているイノベーティブな企業です。
電動キックボード「J-MAX」
そして、今回みていく電動キックスクーター「J-MAX」は、日本の正規代理店でカノーバーなど自転車の企画販売も行っている大阪の株式会社オオトモと共同で、ハイエンドモデル「MAX」を日本の公道でも走行可能な仕様にカスタマイズした特注の電動キックボードとなります。
電動キックボードJ-MAXの感想を一言でいうと、新しい乗り物きたこれ…という感じです。詳しくみていきましょう。
J-MAXの乗り方
煩雑な組み立ては特に必要なく、ハンドルをネジで固定するだけで乗り出せます。
右のエンジンスロットルは、蹴り出さないとモーターが働かないため、いきなり加速する心配はありません。
広幅17cmのステップは、2人乗りできそうなくらい大きく感じます。
専用のスマホアプリとBluethooth連携すれば、走行データやファームウェアのアップデート、電子ロックなどができます。
ディスプレイには何故か剥がせないシールが貼ってあり、日中は見えないため、速度やモードは基本ホルダーにスマホをセットして確認する形でしょうか。
全長120cmしかないので、部屋にも置いておけて、小型のエレベーターにも乗せることができます。
ハンドルポスト部分で折り畳めるようになっており、ロックもしっかりしているため安全面は問題なさそうです。
タイヤは、6mm未満の釘が刺さっても自己修復ゲルがパンクを防ぐという、パンクレス仕様。
3つの走行モード
Eco(~15km/h)、Drive(~20km/h)、Sports(25km/h)の3種類。
サンプルは最高速度が20kmに制限されていましたが、加速もぐっと速く、トップスピードまで2秒ほどでいくので気持ちよさがありました。
サスペンションはありませんが、タイヤがしっかりしているのか、時速20km以上でも振動は全く気にならず、グリップにも疲れも感じませんでした。
モーター音はキュウィーンという感じで静か。
ブレーキ音も自転車のようなキーという音はせず静か。
サンプルでは、左のスロットルが電動の回生ブレーキとなっていましたが、公式発売ではディスクブレーキに変更されるらしいです。
この電動ブレーキは効きすぎていてたので、前後ディスクブレーキでも十分だと思います。
★J-MAXのスペック
- 最高速度:25km/h
- 航続距離:65km
- 充電時間:6時間
- サイズ:116×47×120cm
- 折畳時:高さ53cm
- 重量:22kg
- 耐荷重:100kg
- モーター:350W
- バッテリー:551wh リチウムイオン電池
- 登坂可能:20%
- 防水:IPX5
- ブレーキ:前輪=ドラム、後輪=ディスク
- 実勢価格:12.3万円〜
日本版「J-MAX」とグローバルモデル「MAX」との大きな違いは、ミラーなど保安部品が標準装備されていること以外に、MAXであった、ブレーキ時の力を充電に変えてバッテリー消費を抑える回生充電ブレーキが、安全のため制動力の強いディスクブレーキに変更されています。
また、デッキやホイールには日本限定カラーの「ライトブルー」がアクセントされ、ミラーもアルミ削り出しのレッドがおしゃれです。
スペックだけみると、ミドルスペックの電動アシスト自転車と同等の駆動力ながら、一切体力を消費せず65kmも気軽に移動できるという点が、大きなメリットになります。
気になった点
デメリット含めた気になる点もいくつか気づいたのでみていきます。
- 専用のキックスクーターシートがあるが、重くなるし、そもそもキックボードの移動距離は座るほど疲れないので、スタイリングを考えてもシートはいらない?座るなら取り回しが良い折りたたみがおすすめ
- ロックがかかるが男性なら持ててしまうので、物理的に盗難されないよう、ワイヤーロックは必須
あとは、電動キックボード全体にいえることかもしれませんが、
- 試しに電動キックボードでウーバーイーツをしてみましたが、車通りが多いと煽られて怖いのと、世の中的にも目立って精神的にきつい。
- 車の流れに乗るには、トップスピードはもうちょい欲しいが、これ以上でると危ないかも。。
- ブレーキングしながらウィンカーはむずい。バイクと違って、全身のバランスをハンドルでとっているので、減速するとGがかかってブレーキングに集中してしまい、ウインカーがだしにくい
- 会社に持ち込める(勇気もある)なら自転車よりいいかも、モテるとはいえ、22kgはBESVより重く、トローリーするにも気を使う。折り畳むにも重量を感じるので、おそらくほとんどの人は折り畳まなくなると思う。駐輪場があるなら、長距離になるほど電動アシスト自転車のほうがいい
- 縦置きできると、外でも省スペースなので嬉しかった。
電動キックボードの法律や注意点
この動画の時点では、電動キックボードは原付自転車として扱われます。バイクに乗っている人なら常識ですが、注意すべきルールをまとめておきます。
★電動キックボードの法律
- 車道のみ可(歩道不可)
- 免許証の携帯
- ヘルメット着用
- ウィンカーなど保安部品の装備
- 自賠責保険の加入(年¥5,000〜プランによる)
- ナンバーの登録
とはいえ、普通自動車免許をもっている人なら誰でも乗れる資格があり、保険さえ加入してしまえば、堂々と電動キックボードを楽しむことができます。
Sponsored linkまとめ:電動キックボードSegway-Ninebot J-Max
Segway-Ninebotの電動キックボード「J-MAX」を総評すると、自転車よりも楽に、原付よりも気軽に移動できるという、新しいモビリティであることがわかります。
- ★こんな人におすすめ
運転免許があり、楽にスタイリッシュに移動したい - 片道10kmくらいの通勤(会社に持ち込める)
- 車移動+ラストワンマイル
- 坂が多くて道が広い田舎
- 自転車を置くスペースがない
乗り出すまでの条件がハードルですが、シェアキックボードと違い、ポートや充電を気にせず、自宅からドア2ドアで、最短で移動できる点で、大きなアドバンテージがあります。
部屋からスロットル1つで乗り出せる爽快感と便利さは、自転車では味わえない電動キックボードならではの体験があり、要件を満たす方はチャレンジしてみることをおすすめします。
免許を持っていない方や操作が不安な方は、電動ではない高性能キックボードや、折り畳みの電動アシスト自転車も検討してみてはいかがでしょうか。
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