ロードバイクのカーボンホイール&ディープリムおすすめ10選|初心者の選び方
ロードバイクのホイールはカーボンやディープリム、軽量アルミホイールからディスクブレーキ対応モデルまで様々な種類があります。
今回は、ロングライドからヒルクライムまで、かっこよくてコスパもよい初心者にもおすすめなカーボンホイールを比較しながら、失敗しない選び方も徹底解説します。
INDEX
ロードバイクホイール5つの選び方【初心者編】
まずあなたのロードバイクを、カーボンホイールやディープリムホイール、軽量アルミホイールにグレードアップするメリットは次の通りです。
- ヒルクライムが劇的に楽になる
- ロングライド疲れにくくなる
- 最高速度と平均速度が圧倒的に速くなる
- 見た目がかっこよくなる
- 所有欲が満たされる
- 自転車が10万倍(かけた金額だけ)楽しくなる
- ロードバイクが趣味!と胸をはれる
- 自転車友達が増える
- トレーニングのモチベが上がる
デメリットは、良いホイールほど値段が高く、「貧脚」の言い訳ができなくなる点です(笑)
とはいえ、ホイール交換は走行性能に劇的な違いを一番実感できるので、初期投資さえできればメリットはとても大きいです。
それでは、カーボンホイール選びで失敗しないように勉強していきましょう。
予算:軽さと比例するカーボンホイール
ロードバイクの完成車についているアルミホイールは、たいていが「鉄下駄」と呼ばれる重量2,000g(2kg)程度の重さがあります。
そしてカーボンホイールは、軽ければ軽いほど価格が高くなる傾向があり、リムハイトにもよりますが、約1500g以下から軽量ホイールのクラスに入ります。
- 4万円以下:エントリーグレード
- 5万円〜9万円以下:ミドルグレード
- 10万円以上;ハイエンド
ロードバイクホイールに関しては初心者でも10万円程度のハイエンドにステップアップしても全く問題ありませんが、予算に限りがあるのであれば5万円程度のミドルグレードがコスパが良くおすすめです。
※注意:初心者の方が間違いやすいのは、バラ売りされているフロントホイールとリアホイールを買ってしまうこと。前後ホイールが欲しい方は「ホイールセット(Wheel set)」「ペア(Pair)」と表記されるものを間違えずに購入ください。
リム素材:カーボンホイールとアルミホイールの違い
カーボンホイールのメリットは、リムハイトが高くても軽量で、リムが黒く見た目がかっこよくなるところです。
デメリットは、アルミホイールに比べて熱に弱く、値段が高いところですが、有名ブランドのカーボンホイールであれば気にすることなく使用できます。
※安物の中華カーボンホイールなど、カーボンの耐久性に信頼感がないものは、非常に危険なのでおすすめはできません
ちなみに、カーボンリム用とアルミリム用ではブレーキシューが異なります。カーボンホイールを買ったらカーボンホイール用にブレーキシューも一緒に揃えましょう。
リムの高さ:ディープリムホイールのメリット
リムの高さ(リムハイト/プロファイルハイト)は、リムが高い(深い)デュープリムほど重くなりますが空力に優れて高速巡航しやすくなるメリットがあります。
リムが低い(浅い)ロープロファイルリムは、外周部分が軽いので、踏み出しで加速しやすく、ヒルクライムなど登坂でも楽になります。
- ロープロファイルリム:29mm以下
- セミディープリム:30mm台
- ディープリム:40mm以上
このように、ホイールは軽ければ良いということではありません。エアロダイナミクスに優れ剛性が高いカーボンディープリムホイールは、巡航速度が伸び、高速域で足をつかわず維持しやすいメリットがでてきます。
ブレーキタイプ:リムブレーキとディスクブレーキの違い
リムブレーキ(キャリパーブレーキ)とは、ホイールの外周部(リム)を、ブレーキシューで挟み込む仕組みです。ディスクブレーキとは、ホイールの中心にある金属製の円盤型ローターとブレーキパッドで挟み込む仕組みです。
違い | メリット | デメリット |
---|---|---|
リムブレーキ *RIM |
軽くなる メンテナンスが簡単 |
雨天時制動力が落ちやすい リムが汚れると効きにくい |
ディスクブレーキ *DISC |
制動力が落ちにくい リムを痛めない パーツ費用が高い |
重くなる メンテナンスが難しい 輪行に気を使う |
メンテナンスや輪行の不便さもあるので、ロードバイク初心者やホビーライダーはリムブレーキでも全く問題ありません。
タイヤタイプ:クリンチャー/チューブラー/チューブレスの違い
結論からいうと、9割のサイクリストは使い勝手やコスパからクリンチャータイヤがおすすめで、レースなど決戦用には軽くてグリップがよいチューブラータイヤがおすすめ、となります。
違い | メリット | デメリット |
---|---|---|
クリンチャー | パンク修理が簡単 価格が安い 対応ホイールが多い |
チューブ分重量が少し増える リム打ちパンクの可能性がある |
チューブラー | 重量も走りも軽い 摩擦抵抗が少ない |
修理が難しい/面倒臭い 価格が高い リムセメントなど修理道具が必要 |
チューブレス | パンクに強い シーラント材修理できる |
ビードが硬くタイヤ交換が難しい 価格が高い 空気入れも難しく手間 |
リム幅:対応可能なタイヤ幅
リム幅によって装着可能なタイヤ幅が決まってきます。
昔は細い23Cタイヤ(リム内幅15C)のナローリムが流行っていましたが、現在は25C〜28Cタイヤに対応するワイドリム(リム内17C)がトレンドです。
リム内幅/タイヤ幅 | 23C | 25C | 28C | 32C | 35C |
---|---|---|---|---|---|
13mm | ◯ | ◯ | - | - | - |
15mm | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | - |
17mm | - | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
19mm | - | - | ◯ | ◯ | ◯ |
21mm | - | - | - | - | ◯ |
ハブの回転性能:良く回るベアリングか
ハブとは、回転をスムーズにするための球(ベアリング)が入った回転体のこと。ベアリングは大きく2種類にわかれ、シマノやカンパーニョロが採用する「カップアンドコーン式」とMAVICやDT SWISSが採用する「カートリッジベアリング式」があります。
ベアリングは奥が深いので、ホイール購入前に気にしすぎなくても大丈夫です。
※注意点:ホイールには「シマノ」「カンパーニョロ」「スラム」など対応ハブが決まっています。自分のロードバイクが積んでいるコンポーネントに合わせて間違えずに選択ください。
おすすめの軽量カーボンホイール3厳選
山も平地も使える、オールラウンダーに使える最強カーボンホイールからコスパのよいモデルを見ていきます。
Campagnolo Bora One 35|カンパーニョロ ボーラワン カーボンホイール
ホビーサイクリスト向きの最高峰カーボンホイールに君臨する「ボーラワン35」。全てのバランスがよく、ヒルクライム・ロングライド・クリテリウムレースまで万能使えるので、ロードバイク初心者から上級者までおすすめです。
ホイール名 | Bora One |
---|---|
メーカー | Campagnolo |
重量 | 1483g |
リム素材 | カーボン |
リムハイト | 35mm |
スポーク | F16,R21本 |
ブレーキタイプ | リムブレーキ |
タイヤタイプ | クリンチャー |
実勢価格(最安) | 16万円台 |
REYNOLDS AR 29|レイノルズ カーボンクリンチャー
日本では馴染みがありませんが、海外では有名なホイールメーカーREYNOLDSの「AR29」は、1400g台のカーボンホイールでは10万円以下と、隠れたコスパのよいおすすめホイールです。
ホイール名 | AR29 |
---|---|
メーカー | REYNOLDS |
重量 | 1455g |
リム素材 | カーボン |
リムハイト | 29mm |
スポーク | 24本 |
ブレーキタイプ | リムブレーキ |
タイヤタイプ | クリンチャー |
実勢価格(最安) | 9万円台 |
Prime BlackEdition 38|プライム カーボンホイール ブラックエディション
プライムのハイエンドカーボンホイール「ブラックエディション」は、1300g台のカーボンホイールで10万円以下と驚異的な安さで、初心者にも手が出しやすいのがポイント。
カーボンの耐久度も信頼でき、DT Swissハブにミドルハイト38mmのセミディープリムは、オールラウンドに活躍するのでコスパは最強でしょう。
ホイール名 | BlackEdition 38 |
---|---|
メーカー | Prime |
重量 | 1350g |
リム素材 | カーボン |
リムハイト | 38mm |
スポーク | 21本 |
ブレーキタイプ | リムブレーキ |
タイヤタイプ | クリンチャー |
実勢価格(最安) | 8万円台 |
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