ミニマル大好きお兄さんらいおす@Youtubeです。

みなさん、手元で常に体温測れたら便利だと思ったことはありませんか?

今回は、温度計測機能がついた激安スマートウォッチAmazfitの「GTR 2e」をみていきます。

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Amazfit(アマズフィット)とは

amazfit gtr2e review body temperature 3
アンバサダー前田敦子さん

Amazfitを作るZepp Health Corporation(ゼップヘルス)は、2013年にHuami(ファーミ / Anhui Huami Information Technology)として創業した中国深センのウェラブルメーカーです。

日本での知名度は低いですが、2018年にはニューヨーク証券取引所(NYSE: ZEPP)にも上場しており、2021年第1Qの成人向けスマートウォッチの世界出荷台数は世界4位となるなど、価格もリーズナブルとあって今勢いのあるテック企業です。

Zepp Healthは、 AIチップとバイオセンサーアレイの研究投資にも積極的で、腕時計の光学センサーで血圧を測定できるPumpBeats™アルゴリズムや医療用画像技術の小型化など、今後のイノベーションにも期待ができる有望株です。

Amazfit GTR 2eの特徴

2111107 Amazfit GTR 2e 1

同じ2021年に最近発売された「GTR3」もありますが、今回みていくこの「GTR 2e」、新型にはない手首の表面温度を測る機能がついているんです。体調崩しやすい私にとってはめっちゃええやん!となっていたとき試す機会があったのですが、先に「GTR 2e」の特徴と結論をまとめると次の通りです。

  • 正確な体温は測れないが、体温変化の指標になる
  • 新作より1.5万円安く高機能
  • 薄い軽い&オンオフ使えるデザイン
  • バッテリー持ちは良い
  • 同期速く、アプリでデータ見やすい
  • 1年保証あり
  • 睡眠は質まで計速して精度も良い

→コスパは良い・2万円なら全然あり

GTS2e

ちなみに、手首が細い人は、小型薄型の「Amazfit GTS 2e」がおすすめです。

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Amazfit GTR 2eの機能

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・最大24日間のロングバッテリー
・PAIによる健康評価システム
・温度測定
・血中酸素飽和度(SpO2)
・Amazon Alexa
・Bluetooth通話応答機能
・90種類のスポーツモード
・心拍数(アルゴリズム採用・24時間モニタリング)
・睡眠(浅い、深い、REM急速な眼球運動を計測)
・ストレス、消費カロリー、歩数、距離・ペース
・常時表示、触覚振動
・心臓の健康検出機能
・音楽再生(単体で可能)
・アラーム、タイマー、天気予報
・左利き・右利きに対応する画面回転機能
・安心のパスワードロック

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特に、睡眠計測は昼寝したときの仮眠まで別でトラッキングしてくれます。

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SpO2(血中酸素飽和度)測定は、しっかりベルトをしめて手首を固定する必要があるが、これは精度をあげるためにどのスマートウォッチも必須なので仕方ないように感じます。

pai1

また、運動指標 PAI(Personal Activity Intelligence )も確認できます。PAIは、ノルウェー科学技術大学によって作られた心拍データを用いた健康指標で、7日間のトータルスコアを「100」以上に維持できれば、生活習慣病のリスクを大幅に軽減できるというものになります。

スマートウォッチ本体にマイクが内蔵されているので、手元でAmazon Alexaを操作したり、私は使いませんが通話応答もできてしまいます。

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私は175cmの男性にしては手首が細いほうですが、46mmサイズの割に、軽くて薄くつけ心地はかなりいい。薄型だが存在感があり、ウォッチフェイスを変えればビジネスでも問題なく使えます。

例えば、今日は硬めの打ち合わせだ、という日はウォッチフェイスをフォーマルな三針タイプにするなどが直感的にできます。

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シリコンベルトのツルツルすべる柔い感じで、特に中留め部分に細かい凹凸があって、ベルトを通すときにクリック感があり、サイズ調整がしやすく感じました。

フィット感がよく、装着位置を微調整できるため、腕をまげたり自転車に乗っても、気持ちよく使うことができ、ボタンが手にあたりにくい位置にあって誤操作も少ないです。

マグネット充電は、S極N極の関係か1方向しかつかないので、ワイヤレス充電のようにサッと置くことはできないが、そこまでストレスは感じない。

アプリは使いすい、ウォッチのUIも単純で、ボタン2つのプッシュ動作、長押し、上下スワイプ、左右で進む戻るだけなので、説明書を見なくても直感的に使える

スペック

サイズ:46.4×46.4×10.8mm
重量:32g
ディスプレイ:1.39インチAMOLED
解像度:454×454
PPI:326ppi
ボディ材質:アルミニウム合金
シリコンベルト幅:22mm
防水グレード:5ATM
充電方法:磁気充電スタンド
充電時間:約2.5時間
接続:Bluetooth 5.0 BLE
測位方式:WLAN 2.4GHz、Bluetooth 5.0
マイクロフォン: 有
リニアモーター: 有
センサー:BioTracker 2 PPG バイオトラッキング光学式心拍センサー、加速度センサ、ジャイロスコープセンサ、3軸地磁気センサ、環境光センサ、気圧センサ、温度センサ

バッテリー持ちの検証

電池持ちですが、以下の条件で日常使用のみで検証した結果、丸9日間以上使えました。

  • 時計のみ常時表示
  • GPS以外の各センサー自動トラッキング

節電をして最大24日間ということでしたが、心拍・睡眠・SPO2を常用していればどのメーカーも大幅に公称よりも短くなるので、むしろ電池持ちは良いほうだと感じました。

表面温度

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注目していた温度測定機能ですが、結論から言うと「体温は測定できないが、目安としては有効」ということになります。

日本の薬機法(医薬品医療機器等法)では、医療機器でなく温度計になるため、精度としては、お店の入口のアレくらいに考えたほうがよく、GTR 2eは本体裏のセンサーで表面温度を計測します。

体温とは異なり、また外気温、特に風に影響うけます。

なので、使い方としては、限定された環境で平熱との差異を適正値として指標化する必要があります。

私の場合は、いつもいる部屋で平熱時は表面温度30度だが、下回ると体調不良の悪化に備えて温める、などができます。温度変化もリアルタイムで確認でき、疑似的に体温の指標を確認できるこの機能はとてもありがたいと感じました。

できれば、アプリでもトラッキングできると最高でしたが、心拍数や血中酸素濃度ではわからない状態が可視化されるので、室内であればある程度参考にできそうです。

ちなみに、ガッチリ巻いて肌と体温センサーの間を限りなく埋めれば、外気温の影響が少なくなります。

検証:脇に挟めば体温測定可能?

こんな使い方だれもしないと思いますが、スマートウォッチを数分脇に挟んで計測してみたら、ほぼ体温と同じ温度になりました。
厳密には表面温度ですが、使い方によってはある程度の精度があり、体温とリンクさせて指標とすることもできると感じました。

サイクリング機能

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サイコンとしては、ガーミンのようにケイデンスなど外部センサーとの連携はできませんが、スピードや高度などは正確に記録できました。画面がカスタマイズできればよかったですが、ワークアウトの途中でも他の機能を確認しやすく、ガチ乗りよりは日常のサイクリングには向いているように感じます。

ワークアウトの自動検知機能は、検知してから10秒以内に開始ボタンを押すとワークアウトモードに切り替わるというものです。ロードバイクだと結構正確に検知できましたが、電動アシスト自転車では遅かったのが気になりました。

デメリット

  • * SpO2は1タップで開始してほしい
  • * ウォッチフェイスは100個くらいあるが、カスタマイズ性とデザイン増やして欲しい
  • * 漢字がたまに変で中華ウォッチ感あり
  • * クイックアクセスできるウィジェットが5個と少ない
  • * 心拍数はリアルタイム性がほしい
  • * ワークアウトへのアクセスに戸惑う
  • * GPSがたまに途切れる?(トラッキングには問題なし)
  • * 電子決済系が弱い
  • * UIは悪くないが惜しい
  • * サイコンモードの一覧性
  • * 体温機能の強化

Amazfit GTR 2eまとめ

GTR3

体温表示がいらないなら、薄さとUI改善がされている新型のGTR3シリーズがおすすめですが、新モデルでは温度機能が省かれていて、自分の温度変化を少しでも知りたい人にとっては「Amazfit GTR 2e」は、これだけの機能が揃って2万円なので、良い選択肢になるんじゃないかなと思います。

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