英語力?海外通販で自転車やパーツを買うときの知識7つ
ロードバイクや自転車部品が激安価格で販売されている海外通販は、近年日本でも人気が高まっています。
Wiggle(ウイグル)やCRC、EVANS CYCLES(エバンスサイクルズ)など信頼の高い海外通販ショップもありますが、英語での住所の書き方や関税など日本とは異なる点があります。
しかし、ポイントをおさえれば、簡単安全に現地価格で安く自転車やパーツを買えるのが海外通販の魅力です。今回は個人輸入で役立つ基礎知識をお伝えします。
INDEX
1.英語での住所入力・電話番号の書き方
海外通販の第一関門が英語でのアカウント登録や住所入力です。ポイントは次の通りです。
- 全角でなく必ず半角で書く
- 基本、住所は日本語の逆から書く
- 電話番号は日本の国別番号+81を頭につける。携帯電話の場合、頭の0を抜く
例えば、東京都世田谷区成城1-1-1アパートハウス101号室、電話番号が090-1234-5678だとしたら、英語での住所入力は以下になります。
Adress:ApartHouse #101, 1-1-1 Seijyo, Setagaya-ku, Tokyo Japan
TEL:+819012345678
この際、日本語や全角の数字で入力してしまうと、バイト数の違いから、海外ショップのほうで文字化けを起こし、住所確認ができない場合もあります。
2.クレカ?ペイパル?海外通販の支払い方法
海外通販での支払いはクレジットカードが必須です。サイトに直接カード番号を打ち込むか、PayPal(ペイパル)という決済代行サービスを利用するのが一般的です。ポイントは次の2点です。
- 信頼の高いサイトならクレカ支払いがお得。※ただしJCBは使えない場合が多い。
- 信頼性が低いサイトはペイパルを使用すればセキュリティは高い。ただし、2.5%の為替手数料がかかる
2.1 クレジットカード支払いの注意点
クレジットカード支払いは最もポピュラーな支払い方法ですが、日本でもシェアが高いJCB系カードは海外で使えない場合が多いので注意が必要です。
クレジットカード支払いのメリットは、カードによっては海外ショッピングにおける損害を補償してくれる付帯保険が使える点です。クレジットカード支払いのデメリットは、クレジットカード番号を不正に悪用される可能性があるところですが、信頼の高い大手サイトならそのリスクは少なくなります。
2.2 CVV2・CVC2・CIDとは?
クレジットカード決済の際、カード番号の他に「CVV2」や「CVC2」、「CID」や「Security Dights」の入力欄があります。これはカード裏面に記載されている小さな数字の下3桁のセキュリティコードのことでカード会社によって呼び名が変わります。VISAならCVV2、MASTERならVC2、アメックスならCIDが暗証コードを意味します。
2.3 PayPal支払いの注意点
PayPal経由で支払いをすれば、ショップにカード番号を教えることなく支払いができます。また、トラブルがあったときにPayPalが仲裁してくれる場合もあります。
大手サイトはサポートがしっかりしているので危険は少ないですが、あまり信用できない海外ショップを利用する際は、為替手数料がかかってもPayPalを利用したほうが良いかもしれません。
Sponsored link3.得する通貨の選択方法(為替やレート)
決済の際に円建てかポンド建てかで、為替レートによっては数千円以上差が開く場合があります。少しでも安く買いたい場合は、日本円価格と現地通貨価格×為替レートを比較し、安い通貨価格のほうをショッピングカートにいれることをおすすめします。
※ただし、日本円価格は参考値で、実際は現地通貨建ての請求になるサイトもあります。
4.関税・消費税(VAT)・通関手数料について
ウイグルやCRCなどの海外通販サイトから個人輸入する際にかかる手数料が次の3つです。
- 関税
- 日本の消費税(VAT)
- 通関手数料(1梱包あたり200円)
4.1 関税
関税は商品の種目や品別に細かく税率が定められており、事前に税関に確認しないと正確な金額はわかりませんが、自転車パーツやガジェットは、送料を含む16,666円以下(課税対象額が1万円以下)ならば関税は免除されます。
※ウェア類、革製品、シューズなどは素材によって約10%〜20%の関税が掛る場合があります。
そして、課税対象額が16,666円を超えたときの関税の計算方法は次の通りです。
関税額=課税対象額(商品価格+送料等×60%)×関税率
自転車パーツ30,000円、送料2,000円の場合は、課税対象金額は32,000円。その内の60%で19,200円となり、関税が10%だと関税額は1,920円となります。
4.2 消費税と通関手数料
購入金額×60%に日本の消費税が加算され、1梱包あたり200円の通関手数料も追加されます。
消費税額=購入金額×60%×8%
19,200円の8%で消費税は1536円。
つまり、この場合に支払う合計金額は、
32,000円(商品代金) + 1,920円(関税10%の場合) + 1536円(消費税) + 200円(通関手数料) = 35,656円 となります。
それほど高くありませんね。ちなみに、ケースバイケースですが、クーポンを使用した金額を商品代金としてみなしてくれる場合が多いです。また、付加価値税といわれるVAT(Value Added Tax)はEUで導入されている消費税のことですが、日本向け商品で支払う必要はありません。
4.3 関税や消費税の支払い方法
自転車パーツの多くは国際郵便小包で発送され、関税や消費税がかからない場合は郵便局がいつも通り届けておしまいです。税額が1万円以下の場合は、配達にきた郵便局員に税金を払うだけです。
税額が30万円以上の場合は、郵便局から送付される「課税通知書」を、郵便局の窓口まで持参して税金を支払い商品を受け取ります。
5. 納期や空輸について
海外通販で買った自転車やパーツは飛行機で空輸されて日本にくるので、段ボールや外箱の傷や汚れは確実につきます。もちろん、中の商品に傷がついていたり破損していたら猛抗議ですが、商品は海を渡る過程でハードに扱われることを十分想定しておくべきでしょう。
6. 英語を使う勇気
海外通販サイトは、そのやりとりの大半が英語で行われます。「商品に不備があった」「商品が届かない」「違う商品が届いた」などなど、トラブルが発生する可能性は0ではありません。しかし、大手海外通販サイトはサポートがしっかりしているので、中学レベルの英語力やGoogle翻訳を駆使すれば、まず問題なくやりとりできます。何かあったら、臆せず英語で問い合わせをしてみてください。
7. 偽物や詐欺サイトを見極める
特に中国系やアジア系のサイトはパチものだらけです。パチものならまだマシで「商品が届かない」詐欺を働くショップもあり、詐欺サイトの見極めが必要になってきます。
しかし、これらの詐欺サイトの多くは中国人が日本人のふりをして違和感バリバリの日本語でサイトを作っているので、慣れれば一発で分かるようになります。「ありえない値引きがされている」「支払いが振込みのみ」「連絡先がフリーメール」など具体的な確認ポイントはありますが、「なんかおかしい」と思ったらすぐに調べてみることが大切です。
海外通販で役立つ知識まとめ
海外通販サイトの魅力は「低価格」で「日本で手に入らない」珍しい商品をゲットできる点だと思います。個人輸入代行サービスなどもありますが、結局割高になってしまい海外通販を利用するメリットや楽しみが半減してしまいます。
当サイトでも紹介しているWiggle(ウイグル)やChain Reaction Cycles、EVANS CYCLES(エバンスサイクルズ)は、実績もあり多くの日本人が利用しているため安心して海外通販を楽しむことができると思います。
もし、海外ショップで欲しい商品を見つけたら、是非この機会に海外通販にチャレンジしてみてください。
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