最も美しいガーミンのスマートウォッチ「Venu」レビュー
GARMIN(ガーミン)のスマートウォッチ初のAMOLED(有機EL液晶)を搭載した「Venu(ベニュー)」は、ビジネスにも使える美しさと機能性を兼ね備えた、今最もオススメのスマートウォッチです。
アップルウォッチやvivoactive4(ビボアクティブ)との違いも含めてレビューします。
INDEX
GARMIN Venu ガーミン スマートウォッチ ベニュー
2020年に新しくラインナップに加わったガーミンのスマートウォッチ「Venu(ベニュー)」は、「Vivoactive(ビボアクティシリーズ)」に受け継がれる「スポーツ×ライフスタイル」のコンセプトをベースに、ガーミン史上初のAMOLED(アクティブマトリクス式有機EL)が搭載された、ディスプレイ・デザインがガーミンで一番綺麗でオシャレな防水GPSスマートウォッチとなっています。
ガーミンVenu基本スペック
ディスプレイ/サイズ | バッテリー駆動時間 | 重量 |
AMOLED/43mm | 5日間/18時間(GPSモード) | 46.3g |
ガーミン「Venu」のレビュー
ガーミンウォッチ歴5年以上になる筆者が「Venu」を手に驚いたのは、「本当にガーミンか?」と疑うほどデザインが美しいかったことです。
ガーミンといえば「バッテリー良し、GPS良し、ロードバイクに良し(ANT+でケイデンス計測、サイコンに心拍数転送)、デザイン...」で、なんとなく無骨なイメージが払拭できませんでした。
アップルウォッチと同じ有機EL液晶は、屋外でも十分視認できます。
サイクリング、ランニング、スイミング、ヨガ、筋トレ、ウォーキング、スキー、など20以上のスポーツアプリで記録&スマホアプリ連動し、GPSモードでも18時間なのでサイコンとしても機能します。
ガーミン「Venu」の連続駆動時間は最大5日で、週1,2回充電すればよいくらい電池持ちがよく、スマートウォッチにありがちなストレスを軽減してくれます。
ここはガーミンとアップルウォッチ(Apple watch)の大きな違いで、アップルウォッチは常時表示しなくてもバッテリー駆動1日程度です。実際使用してもスマートウォッチモードでギリ5日間持つので、ガーミンのバッテリー持ちの良さが際立ちます。
常時表示は、最小限の情報を液晶の焼きつきを防止しながら表示できます。
しかし、モーション時の自動点灯モードが優秀なのと、電池持ちを優先すると、スマートモードウォッチモードで十分実用できます。
もちろん、常に視認できるかという点でガーミンお得意のIMP液晶には劣りますが、どうしても液晶の粗さ・モノクロ感が否めませんでした。
「Venu」の美しさは、そのデメリットを余裕で補えるほど、見るたびにうっとりさせてくれて、モチベーションを高めてくれます。
アップルウォッチに見られる「正方形の四角いデザイン」はありません。
ベゼルのギザギザを気にする人もいるようですが、実際に着けると丁寧な造形にオリジナリティを感じ、他の時計と被らないさりげない独創性とオシャレさがあります。
「Venu」は、スーツでもオシャレに映えるウェアラブルなので、オンオフで両方で使えるスマートウォッチを探している人にもおすすめです。
ガーミン「Venu」はライフログ機能も充実しています。
「呼吸数計測」、「心拍数(ハートレートモニター)」「睡眠計測(スリープとレッカー)」「ストレス計測」「着信SNS通知機能」など他にも多数のライフログ機能が充実していますが、一番面白かったのが「Body Battery(ボディバッテリー)」という体力を計測する機能です。
自分の残り体力を最大100とし、ポケモンやドラクエのようなHP(ヒットポイント)のように数値化してくれるのですが、これが意外と正確に感じます。
もちろん感覚値でしかありませんが、疲労を感じているときはしっかりボディバッテリーが減っていくので、ボディバッテリーを客観指標として、疲れにくい生活ができるようになりました。
逆に、しっかり休んでいたり深い呼吸ができて体力が温存回復できているときは、ボディバッテリーも上昇して体力チャージされる感覚が可視化されます。
ボディバッテリーによる日々のストレスマネージメント、これがとても画期的な体験でした。
Bluetoothで同期すれば、スマホアプリやウェブサイトでトラッキングデータをどこでも確認できます。
「Venu」はカラバリも豊富でベルトも簡単に付け替え可能です。
Sponsored linkvivoacticeとVenuの違い
同時期に発売された「vivoactice4/4S」と「Venu」の大きな違いは、「大きさ」「液晶」「使用感」「ベゼルデザイン」「価格」で、あとの機能はほぼ同じです。
vivoactice4Sはケースサイズが小さい女性用となっています。vivoactiveシリーズのほうが価格も少し安いです。
ボタンが小さくなり手首を折り曲げた時に干渉しないデザインは、vivoactive3から改善されています。
vivoactive3に比べて心拍センサーの出っ張りが微妙にでますが、より正確に心拍数が計測できるようになっています。これはデータ計測上、重要な改善ですね。
比較すると、「Venu」のほうが液晶やモーションが綺麗、Vivoactiveはモーションやデザインのもっさり感があるものの、IMP液晶は日中太陽の下でも視認性がよく、時刻の常時表示は完璧、という特徴があります。
vivoactiveのほうがスポーツ特化していますが、それならより高機能な上位モデルをチョイスするべきなので、コンセプトや価格帯を考えればVenuのほうが比較的おすすめかもしれません。
ガーミンVenuまとめ(懸念点と評価)
「Venu」には他にも、ヨガや筋トレなど最大33種類のワークアウト動画、GARMIN PAY(ガーミンペイ)というアップルペイのようなVisaの電子決済機能、Amazon Musicやスポティファイ(有料のみ)に対応した音楽機能、「生理周期トラッキング」、「衝突検知機能」など、とても多機能なスマートウォッチですが、実際全部は使わなくてもよいと思います。
アップルウォッチでもSuica(スイカ)入られるけど、左手を改札にかざすの窮屈じゃない?てかスマホで良くない?ランニングのときもスマートウォッチの決済ってマスト?「ガーミンペイ」使える場所が少なすぎじゃない?手元でヨガのチュートリアル見辛くない?てかスマホでよくない?
※2020年5月からガーミンペイがモバイルスイカに対応しました!
そもそも論はともかく、ガーミン「Venu」はアップデートも毎月入り、ある日「スワイプ時にムーブがヌルヌル滑らかになる」など、日に日に完成度が高まっています。
アップルウォッチより価格も安く、優位点も多く持つ美しいガーミンウォッチ「Venu」は、所有欲を満たし満足度がとても高いので、気になる方試してみてはいかがでしょうか。
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