最軽量級GPSスマートウォッチ COROS PACE 2レビュー【サイコンウォッチ】

COROS PACE 2（カロスペース2）は、29gの超軽量スマートウォッチながら20日間の電池持ちの良さで、ロードバイクでサイコンとして使えるGPSスポーツウォッチです。

ガーミンに対抗する「COROS」の最新スマートウォッチをレビューしていきます。

INDEX

1 COROS（カロス）とは？
2 世界最軽量級のスマートウォッチ「COROS PACE 2」
3 COROS PACE 2レビュー
4 最軽量GPSスポーツウォッチ「COROS PACE 2」まとめ

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2020.4.29

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COROS（カロス）とは？

COROS Wearable Inc.（カロスウェアラブル社）は、スポーツ好きのエンジニアたちによって、2014年に設立されたスポーツテック企業です。

日本での知名度は高くないですが、北米では有名で2018 年ボストン・マラソン優勝者のDesiree Linden (デジレ・リンデン)をはじめ、トップアスリートや登山家に使用されており、世界5万人以上のユーザー数を誇ります。

本社はアメリカ・カリフォルニアにあり、スマートウォッチ以外にも骨伝導ワイヤレスイヤホン搭載のスマートヘルメット「OMNI（オムニ）」や、ランニングのパワーやケイデンスを計測するセンサー「COROS POD（カロスポッド）」などを発表しています。

COROSの強み

「インテリジェントテクノロジー」を掲げているCOROS（カロス）は、精密なデータ分析を得意としているところです。

アプリでのデータの見やすさ、センサー連携の豊富さなど、ハードとソフト両面でプロユーザーも満足させる作りになっています。

世界最軽量級のスマートウォッチ「COROS PACE 2」

「COROS PACE 2」の主な特徴は次の通りです。

29gの超軽量スマートウォッチ
20日間（GPSモード30時間）のロングバッテリー
精度の高いGPS
ロードバイクやランニングなどマルチスポーツ対応
アプリが見やすくデータ分析がしやすい
温度計と気圧計も！
2万円と価格が安い

もちろん、スマートウォッチの基本機能である、防水（50m）・睡眠計測（スリープトラッカー）・歩数計・心拍計（ハートレートモニター）など様々なトラッキングができるので、日常使用にもおすすめです。

競技レベルでつかえるGPS精度「COROS PACE 2」のGPSは、特許取得の独自アンテナ技術により精度が高くなっています。

特に、トラックランモードでは、400mの周回コースで誤差を最小限に抑えることができたり、独自アルゴリズムによって種目別で心拍数を正確に記録できるようになっています。

COROS PACE 2｜カロスペース2 最軽量GPSスマートウォッチ 30時間GPS・超軽量29g・サイコンウォッチ

COROS（カロス）

¥22,900

GPSサイコンになるスマートウォッチ

ケイデンスやパワーセンサーとの無線接続は、Bluetoothのほかにガーミンなどにも採用されるANT+（アントプラス）が使えるため、「COROS PACE 2」をサイクルコンピュータとしてリアルタイムでモニタリングができます。

*GLONASS・QZSS（みちびき）・BEIDOUのほかGalileoにも対応予定です。

ほかにも、Strava（ストラーバ）、TraininPeaks（トレーニングピークス）、Apple Health（アップルヘルス）などサードパーティアプリとも連携します。

COROS PACE 2レビュー

スタイリッシュな外箱。

専用の充電ケーブルや説明書、プラグカバーが同梱されています。

※カバーは使いどころがわかりませんした

iPhoneとAndroidに対応する、COROSの無料スマホアプリをダウンロードします。

QRコードで読み込みペアリングします。

繊維強化プラスチック（Fiber Reinforced Polymer）のボディに、42mm×11.7mmのサイズは、一般的なスマートウォッチと同じような装着感。

ただ、明らかに軽いです。

アップルウォッチやガーミンより軽いのはもちろんですが、この軽さで20日間持つのは驚異的です。アップルウォッチは18時間、ガーミンでも5日間なのに。。。

検証期間は、満充電から8日間使ってみましたが、バッテリー残り50%だったので2週間以上は持ちそうです。

腕の上げ下ろしでバックライト点灯も可能です。この精度も良好で、時刻を確認したいときは遅れることなく点灯していました。

この電池持ちは日常使いでも相当なメリットです。

ロードバイクでもサイクルコンピューターとしても使えます。

加速度計・高度計・ジャイロスコープがついているため、センサーなしでも速度や勾配（斜度）が確認できます。獲得標高もわかるのでヒルクライムに便利です。

※ケイデンスはANT+接続しています

COROSのスマホアプリでは、主要データを一覧したりフィルタリングして、データ分析がしやすくなっていました。

*接地ピッチ=ケイデンス？

SNSのシェアもインフォグラフィックのように投稿できます。

タッチディスプレイではなく、右上のダイヤルボタンで操作します。

滑らかでクリック感もよく、使っていて気持ち良いと感じます。

スマホのメッセージ通知やバイブによるアラーム設定もできます。

「COROS PACE 2」はマジックテープで装着するナイロンベルトも選択できます。

これが不思議とフィット感が高く、スポーツ中にもズレなく良い感じでした。

ガーミンと同じくワンタッチで脱着可能です。

「COROS PACE 2」のカラーLCDディスプレイは、日中の視認性がとてもよく、ガーミンのMIP液晶と比べても遜色ありませんでした。

「COROS PACE 2」で一番驚いたのは、環境温度を計測できるサーモメーターがついている点です。

外気温が常に把握できれば、体調管理により役立ちそうです。

日光が当たったり場所によっては高めにでてましたが、室内では信用できる数値でした。

筋トレメニューも豊富です。

腕立て伏せに使ってみましたが、回数もしっかり計測してくれました。

最軽量GPSスポーツウォッチ「COROS PACE 2」まとめ

最新の「COROS PACE 2」は、前作と比べてプロセッサーや容量が4倍向上しており、サクサクぬるぬる使えました。

時計本体は英語と中国語のみなので、今後のアップデートに期待です。

※最新アップデートで日本語対応されました

価格も約2万円の安さでガーミン並みのスペックが手に入るので、スポーツや自転車向けのスマートウォッチを安く手に入れたい方におすすめです。

COROS PACE 2スペック

モデル名: COROS PACE 2
液晶サイズ: 1.2インチ 240 x 240 (64色)
本体サイズ: 42 × 42 × 11.7mm
液晶: Always-On Memory LCD
液晶素材: コーニング
クイックリリース: 20mm
重量（ナイロンストラップ）: 29 g
無線接続: ANT+/Bluetooth
ナビゲーション: GPS; GLONASS; Beidou
センサー: 光学式心拍数モニター、気圧高度計、加速度計、コンパス、ジャイロスコープ、温度計
防水性能: 5ATM (50m）
使用可能温度: -20°C〜60°C
充電時間: 2時間
バッテリー: 通常：20日間; GPSモード：30時間; ウルトラマックスモード：60時間
対応ワークアウト: ランニング（トラック・室内・屋外）自転車（屋内・屋外）、スイム（屋内・屋外）、トライアスロン、有酸素運動（屋内・屋外）、サップ、ボート、筋トレ