自転車の空気入れには、ママチャリやクロスバイクに使える定番のフロアポンプ、空気圧がわかる携帯ミニポンプ、仏式バルブのロードバイクに一瞬で充填できるCo2インフレーター電動空気入れなど様々なタイプがあります。

今回は、コスパの良い空気入れの選び方からおすすめメーカーまでベストバイをまとめました。

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自転車用空気入れの選び方

bicycle pump

自転車の空気入れの価格は約2,000円〜選ぶことができます。どれを選べばいいのかわからない人は、次のポイントを確認してください。

  1. バルブタイプの確認(英式・仏式・米式)
  2. 空気圧計(メーター)と最大空気圧
  3. 空気の入れやすさと耐久性(ワンタッチ・電動・素材)
  4. 携帯性 or フロアポンプ

値段が高い高性能な空気入れほど、少ない力で高圧までポンピングできたり、軽量コンパクトで持ち運びしやすかったりします。

3種類のバルブタイプ

Bicycle valve

自転車の空気入れは、タイヤ(チューブ)ごとに対応するバルブ形状が異なり、大きく3つの種類があるので、これだけは覚えておいてください。

英式バルブ|English Valve

英式バルブは、ママチャリや電動アシスト自転車などシティサイクルに使われ、日本では最も一般的なバルブ形式です。

簡単に空気を入れられますが、300kPa(40psi)ほどの低圧までで、細かい空気圧の調整ができないデメリットがあります。

仏式バルブ|French Valve・Presta Valve

仏式バルブ(プレスタ)は、ロードバイク・クロスバイク・eバイクなどスポーツ車に使われる軽量なバルブです。

約900kPa(130psi)の高圧まで空気が入れられ微調整もできるため、シーンによって乗り味を変えることができます。

米式バルブ|Schrader valve

米式バルブ(シュレーダー)は、自動車やオートバイ、海外メーカーのeバイクやアメリカ製のマウンテンバイクに多く使われます。

日本の自転車バルブでは少数派ですが、耐久性が高く空気漏れも少ないのが特徴です。600kPa(90psi)の空気圧で使います。

ロードバイクには空気圧計ポンプは必須

bicycle pump gauge

ロードバイクやクロスバイクにつかう空気入れは、空気圧が測れるゲージ(インジケーター)つきのモノが必要です。

理由は、スポーツ車のタイヤには適正空気圧(barやpsi)があり、これを無視するとパンクがしやすくなる、スピードが遅くなるなどトラブルがおきます。

最大空気圧は、ロードバイク120psi以上は入れられる空気入れが欲しいところ。

まだ仏式対応の自転車をもっていない初心者の方でも、英式仏式互換のバルブアダプターがあればどの自転車にも使えるので、必ず空気圧が測れるフロアポンプがおすすめです。

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4タイプのおすすめ自転車空気入れ

mini pump

自転車の空気入れには、用途別におすすめが4タイプに別れます。

  1. フロアポンプ(家庭用の空気入れ)
    1. 壊れにくく、安定してポンピングできる
    2. 空気圧を最も正確に調整できる
  2. ミニエアポンプ(携帯用空気入れ)
    1. フロアポンプより疲れるが、出先でのパンクに対応可。
  3. CO2インフレーター(携帯用Co2ボンベ)
    1. 一瞬で楽に充填。失敗の可能性も。上級者向き。
    2. 正確な空気圧調整はできない
  4. 電動空気入れ(エアコンプレッサー)
    1. 電源さえあれば一番楽に空気入れできる

それでは、おすすめ空気入れをメリットともにみていきます。

1.エアゲージ付きフロアポンプ|おすすめ空気入れ

フロアポンプのメリットは、大きく安定しているので、初心者でも簡単に高圧がいれられることです。

素材はプラスチックよりは、安定するアルミやスチールなどがおすすめです。

ゲージの視認性・ロードバイク対応の最大空気圧・バルブアダプターの交換のしやすさ・グリップの良さ、など総合的にみていきます。

パナレーサー ワンタッチポンプ 空気圧ゲージ付

Panaracer 2

信頼の日本ブランド「パナレーサー」の空気入れ。4,000円と少し高めですが、アルミの上質なデザイン・エアリリースボタン・上部に位置する見やすいエアゲージが特徴です。

Panaracer

特に、仏英バルブをワンタッチ変換でロードバイクとママチャリ両方に使えるのがおすすめポイントで、日本では最も使いやすい組み合わせのフロアポンプになっていておすすめです。

対応バルブ
仏式・英式・米式
最大空気圧
1100kpa / 160psi
サイズ
-
重量
-

英式の空気圧が図れませんが、アルミ製で2000円台の定番フロアポンプも人気です。

LEZYNE SPORT FLOOR DRIVE|レザイン 自転車空気入れ

lezyne floor pump

アメリカのおしゃれな自転車アクセサリブランドとして人気のレザインの、スチール製自転車空気入れ。

3.5インチ大型メーター・人間工学で設計された握りやすいウッドハンドル・エア漏れの少ないCNCアルミポンプヘッドなど、デザイン性と機能性が良いのがおすすめです。

対応バルブ
仏式・米式
最大空気圧
1500kpa / 220psi
サイズ
-
重量
1.7kg

GIYO GF-54 - ジーヨ 自転車空気入れ

giyo GF 54

有名ブランドの空気入れもOEM生産する台湾メーカーのジーヨ。

見やすいゲージと、クレバーバルブによる米・仏式自動変換など、価格も安く機能的です。

対応バルブ
仏式・米式・英式
最大空気圧
1100kpa / 160psi
サイズ
660×240×140mm
重量
1.7kg

2.ミニポンプ|おすすめ携帯空気入れ

携帯空気入れは、ロングライドをするサイクリストやロードバイク乗りなら、万が一のパンクに備えてチューブとともに必ず身につけるべきツールです。

ゆえに、軽量・コンパクト・手が痛くならないポンピングのしやすさ、が選ぶポイントになってきます。

ミニポンプはあくまで保険ということでエアゲージは無くてもOKです。とはいえ、死ぬほど体力を消耗しないように使いやすい携帯ポンプを選んでおきましょう。

ちなみに、どんなに高性能なミニポンプでも、毎回使うとストレスになり壊れやすくなるので、家ではがっしりとしたフロアポンプを使うと幸せになります。

GIYO GM-642 - ジーヨ 自転車ミニポンプゲージ付き

GIYO mini pump

軽量なミニフロアポンプタイプにまさかのエアゲージ搭載したジーヨの新作ミニポンプ。その機能性からベストセラーに選ばれているほど。

GIYO GM 642

全バルブ対応・地面に押し当てて持ちやすいハンドルとフットステップで1,000円台というコスパ最強の携帯ポンプとしておすすめです。

対応バルブ
仏式・米式・英式
最大空気圧
827kpa / 120psi
サイズ
290×65×20mm
重量
157g

エアサスやMTB用の携帯ポンプなら、300psiの高圧まで対応しエアリリースボタンもある「GS-02D」がおすすめです。

LANDCAST ランドキャスト マジックポンプ ゲージ付き携帯ポンプ

LANDCAST air gage

「マジックポンプ」と呼ばれるほどポンピングが軽く、ミニポンプながら300psiの高圧までいれられておすすめなのが「ランドキャスト」のゲージ付きミニポンプです。

landcast magic pump

引いても押しても空気が入る「デュアルチャンバー×ダブルアクション機構」で、110gの軽さながら従来のハンドポンプ型よりも楽になり、3バルブ対応のネジ式ロック機構で空気漏れが少ないのが特徴です。

対応バルブ
仏式・米式・英式
最大空気圧
2068kpa / 300psi
サイズ
200×22mm
重量
110g

LIBIQ GMQ-74|リビック 携帯ポンプ

LIBIQ GMQ 74

京都生まれの国産メーカー「リビック」の携帯ポンプは、エアゲージこそありませんが、全バルブ対応のホース付ミニフロアポンプ形式で楽々ポンピングができます。

GIYOより軽量コンパクトで、デザインもおしゃれなのがおすすめポイントです。

対応バルブ
仏式・米式・英式
最大空気圧
827kpa / 120psi
サイズ
289×27×35mm
重量
145g

SKS エアフレックス レーサー コンパクトポンプ

sks AIRFLEX RACER

仏式バルブだけでいいから、「軽量コンパクトでとにかく軽くポンピングできるミニポンプがほしい!」という人にはドイツのSKS(エスケーエス)がおすすめ。

アルミとカーボンでできた105gの軽量性で、格納式のホースがマージンをとってくれて、手押し台ぷですが握りやすいグリップでレビュー評価が高いです。

対応バルブ
仏式
最大空気圧
800kpa / 116psi
サイズ
-
重量
105g

3.CO2ボンベ|おすすめCO2インフレーター

CO2ボンベは、二酸化炭素が詰まった指先サイズの超コンパクトなボンベでタイヤに空気をいれるインフレーターです。

一瞬で空気が入るうえ、ツールケースや小さめのサドルバックに入るので荷物を少なくできるメリットです。

デメリットは、失敗すると詰んでしまう・コストがかかるなどの欠点があるので、ロードバイク上級者向けのツールといえます。

airbone エアボーン デュアルファンクションポンプ

airbone dual function pump

CO2ボンベに興味ある初心者の方は、最悪失敗してもリカバリーできるairboneの「ミニポンプ付きCO2インフレーター」がおすすめです。

ブラケットはボトルケージのドリンクと共存できる仕様になっていて、超軽量コンパクトな空気入れ、と考えるとスタイリッシュです。

対応バルブ
仏式 / 米式
最大空気圧
100psi
重量
68g

ROCKBROS ロックブロス co2ボンベ

ROCKBROS CO2

ロックブロスのCO2ボンベは、なんと途中で閉めても1ヶ月CO2を保存できるシステムで、失敗してもやり直せる初心者にもおすすめのボンベです。

片手操作で使いやすく、アルミのCNC加工でデザインもおしゃれなのがグッドです!

対応バルブ
仏式 / 米式
最大空気圧
-
重量
90g
ROCKBROS ロックブロス co2ボンベ|自転車co2インフレーター|仏式/米式対応 2in1バルブ
ROCKBROS(ロックブロス)

TNI CO2 L字型インフレーター

TNI CO2

慣れてるサイクリストは、TNIのCO2ボンベがコスパがよくロードバイク乗りには人気です。

4.電動空気入れ|おすすめエアコンプレッサー

dendou pump jitensya

電動空気入れは、ポンピングが不要で適正空気圧まで自動で空気をいれてくれる 新世代のエアポンプです。

おすすめは下記事をご覧ください。

おすすめ自動車空気入れまとめ

全ての自転車乗りにとって、空気入れは使用頻度の高い重要なメンテナンスツールです。

空気入れが楽になると、自転車にもさらに乗りたくなるので、しっかりした作りのモノを買いましょう。

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