ロードバイク盗難時にGPS追跡する「TrackR」の実用性は?

自転車の盗難防止対策としてスマホと連携するGPSトラッキングデバイスTrackR Bravoは、軽量性とコンセプトが素晴らしいGPSトラッカーですが、実用性という点ではまだ課題が多い商品です。

TrackR Bravoとは?

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TrackR(トラックR)は、iPhoneやAndroidのスマートフォンアプリと連携して、紛失物をGPS追跡で発見できる超小型のGPSトラッカーです。

直径約3cm、厚さわずか3.5mmという超薄型ボディに、CR1620というボタン電池仕様で1年間バッテリーがもつという驚きのスペックながら、価格は30$(約3000円)という低価格で注目を集めています。

自転車をGPSで追跡

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スマートフォンアプリからTrackRの現在位置をマップ上で確認できます。設定によっては、TrackRとスマートフォンが一定距離離れるとスマートフォンに通知が来たり、逆にTrackRからビープ音を鳴らすこともできます。

このTrackRのプロモーションビデオでは、TrackRを仕込んだ自転車をわざと盗ませて、後日犯人宅に取り返しにいくというシーンがあります。

これが本当なら、ロードバイクの盗難対策や保険として是非とも欲しい!という人がたくさんいると思いますが注意する点があります。

BluetoothとクラウドGPS

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TrackRはBluetoothが届く30m(100Feet)以内またはクラウドGPSで作動します。30m以上離れてしまうとクラウドGPSに頼る必要があるのですが、クラウドGPSはTrackR使用者同士で作られるネットワークに依存します。

つまり、TrackR使用者全員が近場にいて、全員がBluetoothをオンにしない限り、クラウドGPSによるトラッキングはできないということです。

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こちらが2016年8月現在、日本でTrackRを利用している人を示したヒートマップです。東京や大阪以外は地方都市でも一目で利用者が少ないことがわかります。

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こちらは関東首都圏のTrackR利用状況。23区以外はすっかすかです。23区内在住ならTrackR利用者が多くいて、緊密なクラウドGPSネットワークができているから安心と思われるかもしれません。

しかし、万が一愛車のロードバイクが盗難にあった場合、プロの窃盗犯が23区内にいつまでも留まっているとは考えられませんし、盗難された自転車の現在地を知りたいと思ったときに、一体何人のTrackR利用者がスマホのBluetoothをオンにして、しかもTrackRのアプリをインストールしているのか?が疑問です。

自転車用GPSトラッカーとしてのTrackR

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以上のことから、TrackRを使って万が一の盗難に備えるのは日本では現実的に無理があると思います。

今後、爆発的な流行が起きたらクラウドGPSを利用した追跡ネットワークが使えるかもしれませんが、日本の自転車人口を考えると首都圏以外は難しいように思われます。

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ただ、TrackRの製品コンセプトはとても素晴らしく、キーチェーンや財布の紛失防止の役目なら十分に果たしてくれると思います。また、カフェで席取りをする際、TrackRをバックパックやリュックに仕込んでおけば、盗難にあってもすぐに気づけば発見できる可能性が高まります。

カラフルでデザインもオシャレなので、アクセサリーとして1つ試してみるのもありかもしれません。

出典:TrakR

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